「ひやおろし」は、厳冬のなか仕込まれた酒に「火入れ」と呼ばれる加熱処理を施した後、低温の蔵の中でひと夏じっくり熟成させ、秋の訪れとともに出荷されるお酒です。
江戸時代のはじめ、初代 鮒屋四郎兵衛は豊後橋(観月橋)付近において「鮒屋」という船宿を営み、お客様に出す酒をつくりはじめたと伝えられています。
酒株の記録に残る限り、明暦から現在まで残っているのは伏見では当社ともう1社しかありません。
360年の歴史をそのままに、京都の四季を過ごし続けてきた定番の味わいを、直接お客様のもとへお届けいたします。
令和元年、富翁では2種類のひやおろしを用意しました。
それぞれの仕込みと原料米の違いで変わる、秋の味わいをお楽しみください。
【富翁 純米吟醸 ひやおろし】
たおやかでほんのり甘く、しかしどこかきりっと引き締まった酸味を感じるお酒です。
あぶらののった焼き魚やうまみの増したきのこ類との相性が抜群です。
【富翁 純米大吟醸 ひやおろし原酒】
その時もっとも美味しいお酒をタンクから直接お届けする「量り売り」のひやおろしバージョン。
フレッシュな味わいと旨みのバランスがとれたお酒です。
秋を越えてまろやかさが増した「ひやおろし」は、秋の食材との相性が抜群です。
あぶらののった焼き魚、きのこ、刺身などあなたのお好みに合わせてさまざまな食材と合わせてください。